静まり返った湿地園
新幹線車窓からの眺めは旅の楽しみの一つです。
僕は軽井沢、佐久平、越後湯沢辺りの、田畑や山々の様子が好きです。
今回、群馬県で1日おいて2つのアポがあったので、東京へは戻らず
越後湯沢に足を延ばし一息入れることにしました。
越後湯沢と云えばスキー場と温泉です。
僕も学生時代と高島屋のサラリーマン時代、
ウィンターシーズンは毎週のように、スキーに行っていました。
正月は志賀高原、2月は赤倉、3月は蔵王に連泊、
そして週末は苗場、石打、岩原と決まっていました。
真黒にスキー焼けして、今思えば気楽な奴だったのです。
(今も気楽じゃないかって?)
それだけスキーは人気スポーツだったのですが、今は寂しい限りです。
湯沢の街も、客足はかつての1/3ということで、
廃墟のようなペンション、ホテル、寂れたスナック等があちこちに在ります。

僕と家人は駅の近くの温泉旅館に宿を取り、
翌日ロープウェイで、山の中腹に開けた
「雲の上の花公園アルプの里」に行きました。
平日のせいか人も少なく、トレッキング姿の
グループがチラホラ居る程度、麗(うら)らかな昼下がり、
長閑(のどか)なものです。
無料のシャトルバスに乗り展望レストランで降りると、
前にサマーボブスレー乗り場があったので、
早速乗ることに。
他には1組のカップルだけで、彼等は仲良く
相乗りでスタートですが、
僕達はもうそういう関係ではないので、
迷わず一人乗りです。
先に家人がスタートし、インターバルを置いて僕がスタート。
全長700mの急勾配のカーブを、風を切って降りて行くのは
とても爽快...思わず「ヤッホー!」
風になびかせる髪のない事が玉に瑕(きず)。
着くと家人が「遅い!」と云って怒っている。
「ブレーキ掛けたでしょ?」って、
『えーっ!掛けちゃいけなかったの?ブレーキ...』
何を云われようと、この眺め‐‐
‐‐ NHK大河ドラマ「天地人」直江兼続の生誕の地である
南魚沼の水田が眼下に見渡せ、
遠くには谷川連峰、越後三山の八海山が望め、‐‐
‐‐正に、「天空海闊(かいかつ)」の心持に。
えーい、家人の事など気にせず、「今日はいい日だ!」
